読書感想:渋谷で働く社長の告白

2005年発行 AmebaブログやabemaTVで有名なサイバーエージェントの社長、藤田晋さんによる会社設立から絶望、成功について綴ったノンフィクション本の紹介です。


👇幻冬社の書籍紹介ページ

https://www.gentosha.co.jp/book/b3779.html


■ こういう方の参考になる

⚫︎IT業界に興味がある人

⚫︎これからビジネスを始めたい人

⚫︎ビジネスのヒントを得たい人

ーあとがきに、ビジネスマンでない方にもと考えて書いていると記述があり、実際に小説を読んでいるかのように読み進められます。


以下のようにまとめました。

1.読んでみて

⚫︎ ネットベンチャー企業のスピード感は半端ない

⚫︎営業や経営のヒントが散りばめられている

⚫︎著名人との絡みが垣間見れる

2.学べること

⚫︎他利的な夢・目標設定

⚫︎結果にコミットしている

3.感想

4.#マナブの宿題



1.読んでみて

⚫︎ネットベンチャー企業のスピード感は半端ない

1996年頃、インターネットビジネスは脚光を浴びていたが、もともと学術的な目的でつくられたもので、商売に向かないと思われていたところ、1999年頃はネットバブル真っ只中。アメリカでインターネット関連の株価が高騰。日本も株価が上がりネットベンチャー企業への投資が殺到。上がり続けるインターネット関連会社の株。マスコミの報道の熱。しかし2000年ネットバブル崩壊。たった4年の間にこうも差があった時代だったのですね。人の「この業界は伸びる」という期待や思念で出来上がった市場だったようです。それでもインターネット産業は着実に拡大を続けていたので、根強い地盤を感じられました。

⚫︎営業や経営のヒントが散りばめられている

ーこれは有益だと思ったので、幾つかご紹介👇

・お客さんを安心させる見せ方ー経験を積んでいるように見える服装に変える、自分が知らないことを見破られないよう振舞う技術を身につける

・日々がむしゃらに数をこなすー絶対受注すると思いながら

・バイトでも経営的な視点を持って仕事をし、会社に接していた。

・営業は自然体が一番

・常に自分のパフォーマンスを意識

・やる事業は後から決めてもいい営業代行で何かを販売すると同時に自社の事業プラン会議で常に探す

・とにかくアポを取り、分からないことを持ち帰って勉強し、その情報収集を繰り返していくうちに相手に参考になる話を作っていく

・上下関係が取れた社長のリーダーシップ性が組織としての強さになる

☝️まだまだ営業の技術のことや、社長としての気概について読み取れることが出てくるので、興味のある方は是非手に取ってみて下さい。

⚫︎著名人との絡みが垣間見れる

有線ブロードネットワークス宇野康秀社長、GMO熊谷正寿社長、楽天三木谷浩史社長、村上ファンド村上世彰さんなど普通に暮らしていたら分からない方々の人格が垣間見れました。

特に25歳頃の堀江貴文さんとの「売れますよ」「作れますよ」の絶妙なコンビ関係を物語っているところは印象深かったです。


2.学べること

⚫︎他利的な夢・目標設定

ー「21世紀を代表する会社をつくる」が藤田さんの学生時代からの夢・目標です。これは、人々の生活や社会に大きな影響を与え、若者の憧れになるような会社を自らの手で作ろう。元気のない世相を吹き飛ばすような希望の星になろう。という思いから来た設定でした。

これが結果を出し続けられた軸がブレない根源になっているのではと思いました。

⚫︎結果にコミットしている

ー無謀な目標を設定してもそれを実現させることに全集中ドタバタの中での社員採用。トラブルがあっても納期に開発を間に合わせる。上場の為の資金繰り。ネットバブル崩壊後、社内外によるプレッシャーからの立ち直り。その時その時に起こる事象に誠実に取り組み結果を出している実現に称賛です。

 

3.感想

怒涛の中を駆け抜け、絶望しても投げ出さず持ち直して夢・目標に向かっている藤田さんへの尊敬でいっぱいになりました。今では働き方改革だと言われて考えられないですが、会社に寝泊まりし続けるくらい仕事に没頭して会社や社会を大きくしてきた人たちが居たんだと再認識出来ました。

その一心不乱さに、自分はどうだろうかと考えさせられるものでもありました。

いつでもどこにでも新しく自ら作り上げられるものはあり、こうしたいと思うものが見つかったら全力で取り組んで、その先にあるものを見てみたいと思わせる一冊でした。


4.#マナブの宿題

この本に出会ったのは、YouTuberのマナブさんの企画で、みんなで読書習慣をつくりませんかというキャンペーンがキッカケでした。おすすめ5冊が紹介され、その中にあった1冊です。


このキャンペーンは、ブログなどでまとめた感想文をTwitterやインスタのDM7/20から2週間以内までに送るとYouTubeで添削してもらえるという有り難い企画です。


また取り組んでる過程を「#マナブの宿題」と入れて発信することで、検索すると同じ本で他の人の感想も見れて面白い、勉強になると好評です!


読書は人生のプラスになる。マインドセットにもなるし、技術面向上のヒントにもなる、はたまた脳の活性化にもなるなど良いこと尽くしなことを知っていながら、日頃から勉強不足を感じてる自分にとっては良いキッカケになりました。


5冊以外の本でも構わないようなので、この期に読書習慣をつけたいと思っている方は是非チャレンジしてみて下さい😊


👇マナブさんの読書キャンペーンについての動画はこちら


https://youtu.be/6XJaKxvAfZA